兵庫県神崎郡神河町
Road Map :R312を神崎から県道8号線に入り、グリーンエコーへの道標に従う。
Route Map:笠形山への登山口であるオウネン平の無料駐車場に車を停める。
『日本の滝百選』 初めて氷瀑ではない扁妙の滝を見ることが出来た。
扁妙の滝は厳冬期に氷瀑する兵庫県では数少ない滝であり、過去、何度も滝見しているが、全て、氷瀑であり、通常時の滝を見たことがない。
今回、笠形大滝を訪れたが、駐車場が扁妙の滝と同じだったので、笠形大滝を散策した後にシームレスに扁妙の滝を訪れてみた。先々日のまとまった雨で水量の多い滝見が出来た。
オウネン滝、扁妙の滝
オウネン滝と扁妙の滝は同じ水源であり、標高は扁妙の滝がわずかに高いだけなのにオウネン滝が氷結したのを見たことがない。
扁妙の滝の氷結は有名であり、新聞に氷結した記事が載ると多くのアマチュアカメラマンがやって来る。 氷結していなくても素晴らしい滝なのを今日初めて知ることが出来た。
今日の滝見
笠形大滝 → オウネンの滝 → 扁妙の滝
扁妙の滝 (落差65m)
へんみょうのたき
オウネン滝(落差24m)
往路:23分
復路:20分
散策時間:56分(滝見時間13分含む)
GPSの軌跡地図は笠形大滝と同じものです。(青線が扁妙の滝)
毎度お馴染み、駐車場奥にある道標。
笠形大滝の散策を終えて、駐車場からそのまま扁妙の滝へ向かう。
途中にあった小さな無名滝。
子育て観音までは整備された参道が続く。
簡易舗装された参道の終点からは、樹林の奥にオウネン滝が見えていた。
赤い橋を渡ると登山道となる。 右上には子育て観音が見えている。
登山道の登り途中、横方向から見た ”オウネン滝”
正面から見ると直瀑に見えるが、横から見ると斜瀑なのがよく判る。
冬季と比べて水量が多い落差24mの斜瀑である ”オウネン滝”
広い渓谷に出る。良い雰囲気である。
古くからある鉄製階段は錆びて朽ちており、
手摺りが危機的な状態になっていた。
自然石で石積みされた階段道が続く。
ここから沢沿いに滝下まで行けるのであるが、登山道は少し迂回する遠回りになっていた。
23分で落差65mの直瀑である ”扁妙の滝”に着く。
上手く水量の多い陽の当たる滝を見ることが出来た。
滝壺は無く、直に岩面に当たっていた。氷瀑時のここは氷の山となっているので、滝下を見るのは初めてだ。 肉眼では虹が出来ていたが写真には乗ってなかった。
少し右岸寄りから見てみる。2段瀑と行ってもおかしくはないかも知れない。
復路に入り、滝下からの下流側を見る。
ここはオウネン滝の滝口から少し上流側となり、沢に下りて滝口を見たかったが、崖が垂直過ぎて沢に下りる手立てがなかった。
岩ゴロゴロの登山道を下って行く。
後は淡々と下って行くのみ。